こんなにかかる医療費の実際

 被保険者であるみなさんは、医師にかかっても医療費の3割相当を払えばすみます。こんなことから、安易に医師にかかる人もみられます。しかし、医療費はけっしてわずかな額ではすみません。みなさんの想像以上にかかるものなのです。

●医療費の大部分は健康保険組合が負担

 たとえば、どうもカゼをひいたらしいと思って、被保険者であるみなさんが診療所に2日間通院した場合、下表のように合計4,290円もの医療費がかかるのです。みなさんが支払う額は、1,290円ですみますが、健康保険組合から医療機関に支払われる額は3,000円になります。

カゼで2日間通院治療した場合〈診療所(院外処方)の場合・概算〉

内 容

料 金

初診料

2,880円

再診料(1回分)

730円

処方せん料

680円

合  計

4,290円

被保険者・被扶養者負担額(3割)

1,290円

健康保険組合負担額(7割)

3,000円

2022年10月現在

オンライン資格確認設備のある施設では、別途初診時6〜12円(3割負担の場合)の加算あり。

●ふだんの健康管理を大切に

イラスト 軽いカゼでもこれだけのお金がかかるのですから、何日も入院を要する病気などとなるとたいへんな金額になることは容易に想像できます。本当に必要なときに健康保険のメリットを享受できるようにするためにも、みなさんのふだんの健康管理がとても大切です。

このページの一番上へ
Copyright(C)帝人グループ健康保険組合 All Rights Reserved.